本校は、平成24年12月に奈良市教育委員会からコミュニティ・スクールの指定を受け、「地域とともにある学校づくり」を進めています。また、平成27年4月より校区内の4小学校とともに「コミュニティ・スクール」を基盤とした小中一貫教育をスタートし、学校、家庭、地域が子どもたちの9年間の学びと育ちをともに考え協働することをめざして取組を進めています。
令和3年3月に、令和7年度までを見据えて、第2期「奈良市教育振興基本計画」が新たに策定されました。計画の目指す教育目標「生涯にわたり学び続け、他者と協働して未来を切り開く人間の育成」や目指す子ども像「みずから学ぶ子」「とことん学ぶ子」「つながり学ぶ子」を踏まえ、校区校長会において「三笠中学校区教育ビジョン」を策定しました。これからも三笠中学校区全体で地域や保護者とともに子どもたちを育んでまいります。
また、創立以来の自由闊達の校風を大切にするとともに、文武両道の精神を受け継ぎ、めざす生徒像「よく考える人、進んでやる人、助け合う人」の実現に向けて、学校教育目標を「多様性を認め合い、豊かな心を持ち、主体的に学び考え行動する生徒の育成」と設定し、飛躍的に進展し変化の激しい社会で、ゆたかな人生を実現するために必要な力の育成をめざします。
本年度の研究主題は、「確かな学力の定着を図り、将来を見据えて主体的に学ぶ生徒の育成〜自ら学びに向かう姿勢を確立するための授業づくり〜」と設定しました。生徒が主体的に学ぶ姿勢を身につけるには、確かな基礎学力の定着が基盤となります。そのため、授業では生徒の知的好奇心を刺激し、安心して自らの意見を表明したり、互いの意見を交流したりすることで、新たな思考の発見や知識の定着につながり、それが主体的な学びに繋がると考えます。そのためにも、対話的で主体的な深い学びを実践し、家庭学習に繋げられるよう学習指導を進めてまいります。また、ICTを活用した個別最適化された学びを実現し、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出すことを目指し、それが生徒の自己肯定感を高め、主体的に社会に参画する力の育成につながるよう、今年度から3年間取り組みを進めてまいります。本校学校ビジョン、校区教育ビジョンは以下のファイルをご確認ください。
令和7年5月